私たち地域政党京都党は、北陸新幹線延伸(敦賀~新大阪間)に関する国家事業(以下、当該事業とする。)に対し、与党整備委員会が選定した「小浜・京都ルート(桂川案)」を含めた京都市域の大深度地下を通る如何なるルートについても、懸念事項の払拭がなされない限り反対し、今後も市域外を通るルートへの変更を政府及び関連するすべての団体に求めていくことをここに表明いたします。
与党整備委員会は、予てから京都府・京都市が示してきた同府市の財政負担▽地下水への影響▽建設発生土の処分方法並びに費用▽文化・歴史的建造物などへの影響▽交通渋滞などの市民生活への深刻な懸念――という5つの懸念・課題ついて、そのいずれにおいても明確かつ具体的な説明や調査が実施されていないにもかかわらず、ルート選定を先行させました。このような現状において当該事業の市域大深度地下を通る計画は到底容認できるものではありません。
報道では当該事業の現状に対し「ルート決定」との表現も見られますが、今回はあくまで与党整備委員会での合意が示されたに過ぎず、着工が決定したわけではありません。今後は5つの懸念・課題解消を含めた整備新幹線の着工5条件の充足に向け、関係団体の協議・交渉に臨む段階に入ったものと認識しており、これからの判断は地元自治体に委ねられることとなります。
私たちは京都市域の大深度地下を通る全てのルートに対して、事業主体や国による「影響は限定的」などの曖昧な表現を用いた説明に終始することは断じて容認できず、事業主体から独立した第三者、あるいは京都府・京都市自らによる調査・検証を経た科学的知見に基づく明確な安全性が示されない限り、ルート決定の撤回・変更を働き掛けてまいります。
「京都の京都による京都のための政治」を基本理念として掲げる私たち地域政党京都党は今後も、京都市会が令和7年6月に可決した「北陸新幹線の京都市内大深度トンネルルートへの反対決議」をはじめとした多くのご懸念の声を京都市民の代弁者として重く受け止め、「永田町や霞ヶ関の理屈」には従わず、他の地方自治体や国政政党を含む如何なる組織にも屈することのない「京都市民のための政治」に向き合っていくことを固くお誓い申し上げます。
令和8年7月17日
北陸新幹線延伸における「京都市地下ルート」に反対する声明
地域政党 京都党
代表 江村 理紗
