この度、昨年8月から京都市議会において結成しております京都党と維新の会の合同会派に国民民主党の市議団が新たに加わることとなりました。
会派名は「維新・京都・国民市会議員団」です。
会派人数は18名となり、自民党市会議員団とは1議席差となります。
国民民主党と日本維新の会の政党同士の今後の連携が注目されているところですが、今回の動きはあくまで市議会での政策実現に向けた”会派構成の動き”です。
したがいまして、地域政党京都党としては例えば日本維新の会や国民民主党の選挙を応援するといった市議会外での議員活動に関与するものでも、傘下に入るものでもありませんので、先ずもってご説明させていただきます。
京都市政の長年の課題は、市長を守る与党と市長を攻撃する野党(共産党)という共産対非共産の対立構造にありました。結果、与党は全ての議案に賛成することから、本来議会が担うべきチェック機能を低下させてきました。
この問題に最初の一石を投じたのが京都党創設者の村山祥栄前代表でした。当時、共産・非共産に属さない第三勢力は京都市議会でたった一人でした。その後、京都党が設立され、第三勢力は無所属を含め6人、維新が誕生し10名、そしてこのたびの選挙を経て第三極は15人にまで膨れ上がりました。共産党が第三会派に陥落するのは実に52年ぶりです。
そこからさらに与党の一角を担っていた国民民主党が合流したことで、オール与党体制は完全に崩壊し、健全な議会が誕生したことは大変歓迎すべきことであり、京都市会の新しい時代の幕開けだと確信しております。
当初は京都党単独で目指した第三極の構築でしたが、他会派と協力することで到達したことにご懸念の声もあろうかと思います。とはいえ、第一会派自民党と拮抗する第二会派の誕生はこれまでの京都党の政策を大きく前進されられるものだと確信しております。
国民民主党の市会議員団とは、京都党と維新の会の合同会派結成時にとりまとめました、財政再建に向けた行財政改革および議会改革にてご賛同いただけることとなり、新たに次世代への投資(行財政改革で捻出した財源によって実現を目指すもの)などを加えることで方針がまとまりました。
市長選挙において、本枠組みで協調して闘うかは今後議論することとなります。
京都党は変わらず村山祥栄前市長候補がもっとも有力な選択肢として向き合って参ります。
京都党は京都市民の皆さんにお支えをいただき活動してきた地域政党として軸足を置き、今後も市民の皆様のお声をもとに、是々非々で京都市政に向き合ってまいります。
今後も変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
京都市議会議員 江村りさ
大津裕太
森かれん
神谷修平
河村諒