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記者会見より要約・抜粋
【京都党最高顧問】 堀場製作所最高顧問 堀場雅夫
私が企業人として60年以上やってきたわけでございますが、常に京都の発展そして、ひいては日本の発展ということを心してやってきたわけでありますが、特にこの2、30年のところ、日本の政治のあり方はあまりにも中央集権が強すぎる。それによって日本の本当のエネルギーがどんどん失われていっているんじゃないかと危機感を持ちまして、当時は地方分権という言葉が出ておりましたのですが、私はあえて地域主権国家という言葉を使って地域に根ざした地域の活性化、ひいては日本の活性化に繋がるなんていう考え方を進めてまいりました。
最近、民主党が地域主権国家という言葉を使うようになりましたが、あれのオリジナルは私でございます。
世界中を見渡すと、先進国というのは地域地域がそれぞれの歴史と文化から生まれた産業を持っております。例えばアメリカではワシントンが中央でありますが、ニューヨークもロサンゼルスもシカゴもヒューストンもそれぞれ独自の発展を遂げている。ドイツにして然り、イギリスにして然り、フランスにして然り。途上国になりますと、一極集中です。韓国を途上国と言うと怒るかもしれませんが、ソウル、タイ・バンコク、フィリピン・マニラ。
それを考えると日本は一見は先進国のようですが、これだけ東京に集中しているということは、全体的に見て日本はまだ途上国であると言わざるをえない。北海道から沖縄に至るまでそれぞれの持っている文化をベースにして、そこ独特のアイデンティティのある産業を興し、それが全体、包含されて日本国というものが出来上がってくるということが必要である、とかねがね思っておりました。
特に地方議会というものは、中央と直結する。ということは前から大きな矛盾でした。首長、議員たちは、そのローカルのために最大の努力をする。それがまず、ファーストプライオリティでなければ、中央の思想によって地域を動かすなんて言うのはとんでもない話でありまして、このたび、京都の地域というものをベースにした政党が生まれるというので私はかねがねこういう政党が生まれてくるということに対して望んでいたわけですから、村山祥栄君がやるんだというからこれに出来るだけ応援をさせていただきたいと思います。
地域主権国家というのは、その地域が自主独立、経済的に自主独立しなき限り絶対地域主権国家は生まれないわけでありますから、地域の経済を発展する、そして地域で地域から集めた税金でもって地域がはっきりと自立して食べていける、そういう街を作らない限り地方交付金を頼りにしているようなことで、自立するなんてことはあり得ないわけでありますから、私は地域主権国家を作るためにこれからも一生懸命バックアップしていきたいと思います。
それには、京都党というのはこれから、大いに京都のために、ひいては日本の活性化のために努力してくれるものと期待して応援をしていきたいと思います。