地域政党京都党は、令和6年2月4日投開票を迎える京都市長選挙において、日本維新の会、教育無償化を実現する会、国民民主党とともに、村山祥栄氏の推薦を取り消し、自主投票とすることに致しました。
多くの関係各位、そしてご期待をお寄せ頂きましたすべての皆様に、心よりお詫び申し上げます。
この間、地域政党京都党として報道等にございました村山祥栄氏の政治資金パーティーにおける事実確認を進めると共に、その解釈について協議を進めて参りました。
政治資金パーティーは全９回実施され、うち１回の感謝の集いには多くの来場者がお見えになったものの、残り８回は来場者がございませんでした。京都党議員は来場者のあられた感謝の集いは把握しておりましたが、その他の全8回のパーティーは一切感知しておりませんでした。当然ながらチケットの販売等にも携わっておりません。資金集めにおいて周囲の議員に極力負担を掛けたくないとの村山祥栄氏の考えからか、これらの報告・相談は一切ございませんでした。
今回の件はいわゆる国政で問題となっている中抜きやキックバックといった裏金には該当しませんが、参加者がおられなかったのは来客者不在のパーティーに当たるのではないかというコンプライアンス意識への疑義が残ります。
国政政党以外は企業献金を受け取ることが出来ないため、活動に係る資金を講演会等で集めるしか手法がなく、村山祥栄氏の悪意はないとの主張は一定理解出来ます。また、結果的に疑義が生じる点において、返金処理を終えているとの事から、弁護士からも直ちに違法と言えるものではないとの見解が示されております。
しかしながら政治と金の問題が非常に着目される中で、政治不信を払拭すべしという私たちの立場からすると、他者にも自分にも厳しくあるべきと考え、苦渋の決断ではありますが京都市長選挙への推薦は取り消す判断に至りました。
これまで長年続いた共産対非共産の政治構造を大きく変え、京都のポテンシャルを最大限にまで活かした民間活力に富む京都市政実現への願いを追い求めてきた中で、痛恨の極みです。
できることなら私たちが推薦を取り消すという形ではなく、村山祥栄氏自らが今回の選挙を見送ることで次に繋げて欲しいと説得しました。
村山祥栄氏は、市民の皆様、今回結集した４党が力を合わせ共産対非共産の構図に紐づく京都の閉塞感から抜け出そうとしていた勢いを自らの手で止めてしまったことに強く反省しており、「自分の政治生命のためではなく、選挙に出ることが身の潔白を証明するものでもなく、禊でもなく、多くの期待のお声掛けと、何よりも市民の皆さんの選択肢を封じることはしなくない」との思いで、今後も向き合いたいとのことでした。
京都党は自主投票となりましたが、党創設者として共に歩んで参りましたご縁を大切にし、村山祥栄氏の行動を見守って参ります。
京都党にも厳しいご批判があるかと存じます。京都党議員一同、今後も一致団結して邁進すると共に、議会活動・政治活動を通じて、信頼と期待を寄せていただけるよう尽くして参ります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
令和６年1月13日
地域政党京都党
江村理紗
大津裕太
森かれん
神谷修平
河村諒
