平成26年6月23日
地域政党京都党
京都府議会基本理念「府議会議員(市内選出)不要論への挑戦」
自立した京都広域都市圏(仮称)の実現
~市民にとって世界一住みやすい都市を目指して~
「市内選出の府議会議員は仕事がない!無駄!仕事といえば警察と河川だけ!」
そんな声をよく耳にします。なぜ、こうした不要論が生まれてしまうのでしょうか。
確かに基礎自治体京都市が所管する領域が大きく、府の関与する余地が少ないという一面はあります。しかし、本当に彼らはいらない存在なのでしょうか。
我々は京都市で活動する中で、気づきました。
その良さを生かしきれていない今の京都府、府議会議員に問題があるのです。
人口減少社会の到来は都市の持続可能な発展の前に大きな壁として立ちはだかっています。
京都が持続可能な都市圏を確保し続け、永続的に発展を続けるために、私たちは文化首都京都の実現に邁進して参りました。
京都の持続的発展の達成には、東京一極集中の打破はもちろん、阪神経済圏から自立した広域京都経済圏を確立し、京都市を機軸とした「大きな京都」を京都府、周辺自治体と共に作り上げていく必要があります。
我々は思想信条を超え、地域主義(我々の場合京都市に特化した)を掲げ、京都市民の最大幸福を求め、京都広域都市圏(仮称)の実現に向け、府との連携を進めていきます。
現在、京都府の歳入の中核を担う府民税の約6割を京都市が負担しています。が、必ずしも京都市への還元はそれに応じたものだとは言えません。
なぜなら、京都府の施策が、京都市を除く京都府下を軸に組み立てられているからです。
また、京都市の生命線ともいえるリニア、文化首都、副首都構想といった国家規模的誘致活動に京都府はまだまだ熱心だとはいえません。例えば皇室を京都にお迎えする双京構想は、警備面で府警の協力はもとより、国への発信も府の協力が不可欠です。
また、行政も議会も、府と市はお互いけん制し合う微妙な関係です。府が補助金を出せば、市も補助金を出す。それは両者がそこに影響力を持ちたいと思うからです。そうしたしがらみを排して、整理統合、協力連携することも重要なカギのひとつだとも言えます。
もうひとつは、周辺自治体と京都市の連携です。東京、大阪経済圏に対抗する経済圏を作るには、京都市と周辺自治体の連携が必須です。京都市の企業集積、南部開発は、久御山、宇治、長岡京をはじめとした府下の都市との合作で進めれば、もっと大きな力になります。南北の縦貫道路のミッシングリンクを解消すれば、これまで大阪経済圏だと言われた北部は京都市にぐっと近くなります。周辺自治体の特性を活かした京都経済圏を確立できれば、京都市はより強くしなやかな都市経営ができます。
京都市バスは京都市から一歩も出れないように、自治体の壁が便利な市民生活を阻害していることもあります。水道、交通、消防といった多くの行政分野で連携すれば便利になることも沢山あります。
今、京都市は、府から独立する特別自治市を目指しています。しかし、それは京都府の事実上の分断と破綻を意味します。そうではなく、まずは周辺とのゆるやかな連携を進め、共に共存できる都市圏の確立を進めて参ります。
こうして、府市合作、自治体間連携を進め、ムダをなくし、市民府民にとっての府の存在価値を最大限に高めていくことが出来れば、市内選出の府会議員はもっと輝き、皆様の役に立つ存在になりうると確信しています。
京都党は、地域土着の政治勢力として、額に汗して働く真面目な市民、府民の為に、納税者目線に立って、納得感を持っていただける政策実現に邁進して参ります。
文化首都「京都」を軸に、京都広域都市圏の確立に向け、周辺都市との連携による大都市「京都」を目指します。そして、しがらみの府市協調を打破し、府を行司役とした府下の市町村の事業連携の強化、効率化を進めます。ムダな二重行政を排除し、合理的で効率的な府市合作に取組みます。
京都市の借金に京都府の借金を合計すると4兆円を超えます。京都市民ひとりあたりで見れば、約279万。これに国の借金を合計すると市民ひとりあたりの負担は1千万円を超えます。将来世代へ負担を押しつけないために、財政規律を徹底した起債ゼロの無借金経営都市を府市ともに取組みます。
「市内選出の府会議員は仕事がない!いらへん!警察と河川だけやん」そんな声をよく耳にします。不要と言われるのは京都府が京都市の役に立っていないから。府会議員を軸に府市や周辺都市との連携を徹底し、京都市内選出の府会議員が京都市民に必要だと認められる情報発信と政策立案に取組みます。
A京都党は京都市で結党され、京都市民の為を掲げて結党しました。しかし、京都市民にとって最も良い地方の在り方を考えた時、京都市役所だけで完結しないことに壁を感じました。府と市、京都市と周辺都市と関係を無視しては成り立ちません。とりわけ、京都市と府は密接にリンクし、一緒に行動しなければ出来ないことがたくさんあります。周辺を協力しながら、京都市を軸に大きな京都都市圏を形成することが京都市民にとって最良な道だと考えています。
A基本は京都市を中心にした市内、周辺部を想定しております。ただ、京都市を基軸にした京都都市圏の確立といった我々の志や理念に共鳴し立ち上がって下さる方は京都府内であればエリア問わず募集しています。
A京都党は地域政党です。あくまで地方自治において地域主義(地元のことは地元の手で)を掲げて活動しています。国政政党の関与を受けない、地域独自の勢力で、地元にとって一番いいことはなにかを追求し続ける、国政とは一線を画した組織です。
地域政党は大阪維新の会のように国政を目指してはいけないわけではありませんが、基本的には地方議会を中心に活動し、あくまで維新や新党大地のように国政に望むのは地域政党としては異例なのです。
A周辺自治体との連携を進めていくと、周辺自治体との協議や協力関係が求められますが、現段階では考えておりません。今は、京都府と京都市の間で出来る事を進めていくことと京都市の中でこういった理念を浸透させ、京都広域都市圏の実現に向け取り組みます。
A確かに二重行政を解消し、整理統合を積極的に進めていきます。しかし、二重行政は全体の構想のごく一部です。それよりも、府市合作によるより強力な政策実現、周辺都市との連携でよりよい都市作りを行っていくことが目的です。
A京都府議会では、京都市内を中心に擁立し、交渉会派(議会での交渉のテーブルにつける会派)要件の4議席を目指して参ります。また、京都市会では現在の4議席から他会派と肩を並べられる二桁の議席を確保し、京都市の政策立案に関する交渉が十分に行える環境を整えて参ります。ただ、議席は政策実現の為のプロセスでしかありません。
問題はその後だと思っています。