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地域政党 京都党市民アンケートのお願い
京都市で北陸新幹線を受け入れるには 着工5条件を満たさなければなりません。 しかし、地域政党京都党がこれまでの 国や機構の説明を聞いている限り、 条件を満たすとは考えられません。 市民が何を問題に感じ、不安に思っているのか お声を集めて、国と京都市に届けます。
北陸新幹線 市民アンケート
地域政党京都党では、北陸新幹線地下延伸について、
市民アンケートを実施することといたしました。
対象は、京都市民や京都市と深く関わりのある暮らしをされている方々です。
下部のリンクから、Googleフォームに設けたアンケートに移動することができます。ご協力いただける方は、リンクをクリックしてください。紙で回答いただく場合は、リンク下に、印刷用PDFデータを掲載しております。
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A4用紙1枚(横向き)のPDFです。
FAX:075-384-0202
参考情報 01
北陸新幹線の敦賀・新大阪間は、ルートが決まった後も、事業費の見直しやルートの再検証が続いてきました。おもな経過と、いま残っている問題点を簡単にまとめました。
1973年11月
主な経過地は「長野市附近、富山市附近、小浜市附近」。京都市は含まれていませんでした。1
2016年12月
与党のプロジェクトチームが決定。当時の国の試算で、費用対効果(B/C)は米原ルート2.2、小浜・京都ルート1.1でした。3
2024年8月
2016年度当時の2.1兆円から、桂川案で約3.4兆円、物価上昇を見込むと約4.8兆円に。京都駅の工期は「概ね26年程度」とされました。1
2025年6月
「北陸新幹線の京都市内大深度トンネルルートへの反対決議」を賛成36・反対30で可決。同日、「北陸新幹線延伸計画に係る国等の適切な対応を求める決議」も可決しました。4
2026年7月
与党の整備委員会が、ルートの再検証を経て、桂川案を「今後着工5条件の充足を図るルート」として提示(15日)。京都市会は、市による独自の検証などを求める請願を全会一致で採択しました(21日)。25
2026年9月〜
国と福井・京都・大阪の3府県などが連絡会議を開催(10日、非公開)。桂川案を前提に、環境影響評価の手続きと着工5条件の検討を進めるとしています。2
着工5条件すべて確認された場合のみ着工1
桂川案は「今後着工5条件の充足を図るルート」として示された段階で、5条件はまだ確認されていません。
A
B
建設費(JRが払う貸付料を除く)は、国2:地方1で負担するのが現行の仕組みです。与党は地方負担の「極小化」を掲げ、令和9年度予算の編成過程で実現するとしていますが、京都府・京都市がいくら負担するのかは、まだ示されていません。27
C
着工5条件の「投資効果」は、費用便益比(B/C)で確かめます。B/Cが1を下回ると、便益より費用が大きいことを意味します。2026年の国の試算は詳細が公表されておらず、延伸区間だけで評価すると桂川案は0.5と報じられています。ルートによって計算の前提が異なっていたとの報道もあります。89
D
京都市はこの5つへの影響を「懸念・課題」として示しています。与党の取りまとめも、これらを解消することなどを通じて京都の同意を得ることを「めざす」としている段階です。26
※ 年表・問題点のうち、2026年の事業費(3.9兆円・5.5兆円)、B/Cの0.5、計算の前提に関する記述は報道によるもので、国の原資料は公表されていません。
参考情報 02

全体
赤い破線が新幹線の想定ルート(桂川案)、青い点線が工事用車両の運搬ルートのイメージです。この地図で示している運び出しの起点は、北部の①シールドトンネル立坑(梅ケ畑・鳴滝エリア)と、南部の②京都駅(桂川案)駅部の2か所です。

エリア①
機構資料 p.45

エリア① → 市街地
機構資料の運搬ルートイメージでは、立坑を出た工事車両は国道162号や西大路通などを通り、五条通(国道9号)へ向かいます。
資料は「五条通以降は幹線ネットワークを使用」とするだけで、その先の経路は示していません。
機構資料 p.45

エリア②
機構資料 p.47
まとめ
京都党の考え
すでに「渋滞」「混雑」と書かれた道路を、台数も示されないまま長い期間使う計画では、暮らしへの影響を判断できません。アンケートでは、こうした懸念について、現在の説明にどの程度納得できているかをお聞きしています。
※ 現況交通量の「24h」は令和3年度に実施した現地調査の24時間交通量、「12h」は令和3年度全国道路・街路交通情勢調査の昼間12時間交通量です(いずれも上下線の合計÷2)。調査方法・時間帯が異なるため、単純には比較できません。
参考情報 03
京都の地下には豊かな地下水があり、井戸水は暮らしや酒造りなどに使われてきました。伏見の酒造エリアでは、井戸の取水深度が地下40m〜100mとされています。1
国・機構は、シールドトンネルは「基本的に水を通さない構造」と説明しています。1しかし、京都で過去に行われた地下鉄工事では、井戸に影響が出た記録が残っています。
京都市営地下鉄 東西線(太秦天神川〜御陵)の建設工事
工事との因果関係を認めて
補償した井戸
290か所
290か所 / 工事のときの調査で家庭用・営業用に使われていた井戸 1,943か所
補償の要因 延べ322件
1つの井戸に複数の要因がある場合は、要因ごとに数えています。「減渇水」は、水位低下と枯渇の区別がないものです。現在、補償を続けている井戸はありません。
シールド工法で掘った工区(御陵〜二条間)
平成9年に開業した区間のうち、シールド工法の工区は4工区(いずれも平成2〜8年の施工)。
西洞院716m
21か所
井戸補償金3か所、水道料金差額・仮配管など18か所
鴨川横断378m
39か所
39か所すべてに井戸補償金
東大路403m
41件
当時の請求書による件数
神宮道893m
記録なし
資料に記録がありません
シールド工法の3工区で補償の対象となった井戸 計101件(西洞院21+鴨川横断39+東大路41)
国・機構の説明資料は、平成20年に開業した二条〜太秦天神川間のシールド区間について、「周辺井戸への影響はほとんどなく、補償件数はゼロであった」とする記録を挙げています。1 一方、平成9年に開業した御陵〜二条間では、シールド工法の3工区で合わせて101件の井戸が補償の対象となっています。
約1km
工事の後、1m以上の地下水位の低下が、工事区間から約1km先(四条通付近)まで及んだ。
井戸が干上がる
中京区の「八坂神社御手洗井」が干上がった。この井戸は地下水位が低下した範囲に含まれている。
井戸の補償
御陵〜二条駅間では井戸の補償が行われており、「工事による地下水変動が生じた」ことが井戸補償の実績からも裏付けられていると考えられる、と記している。
出典:鉄道・運輸機構「京都府内 三次元水循環解析と河川水・地下水の成分分析に関する委員会報告書(概要版)」(令和8年3月)11
図は横にスクロールできます
事例
上御霊神社(上京区)の深さ6mほどの井戸は、昭和50年代に市営地下鉄烏丸線の工事の影響で枯れ、掘削工事によって約40年ぶりに水が湧いたと報じられています(2025年10月)。13
京都党の考え
機構の報告書自身が、東西線の工事で地下水の変動が起き、井戸が補償されたことを記しています。新駅(桂川案)では工事の後も水位の変化が続くと予測されています。一度枯れた井戸は、簡単には元に戻りません。井戸を使う方への影響を工事の前に確かめ、説明する仕組みが欠かせません。
参考情報 04
機構の解析は、井戸だけでなく、山の地下水の量や川の流れが工事でどう変わるかも予測しています。その結果、北部の山岳トンネルの区間では地下水位が大きく下がり、京都市北西部の川の流量も減ると予測されています。
桂川案工事中・工事後とも同じ減少率
機構は、山岳トンネル区間のルート沿いで生じる地下水位の低下が影響して流域の流量が減るものの、「最大で-0.05m³/s程度と軽微な減少に留まる」としています。14
| 地点 | 河川名・地点名 | 現況 | 予測 | 減少率(%) |
|---|---|---|---|---|
| No.1 | 清滝川本川上流 | 0.2690 | 0.2682 | 0.315 |
| No.2 | 清滝川西ノ谷川 | 0.0269 | 0.0261 | 3.016 |
| No.3 | 清滝川岩谷川 | 0.3973 | 0.3874 | 2.497 |
| No.4 | 清滝川真弓川 | 0.1768 | 0.1759 | 0.477 |
| No.5 | 清滝川杉坂川 | 0.1390 | 0.1387 | 0.195 |
| No.6 | 清滝川池ノ谷川 | 0.0787 | 0.0751 | 4.659 |
| No.7 | 清滝川本川中流 | 1.2980 | 1.2701 | 2.144 |
| No.8 | 清滝川本川下流 | 1.9377 | 1.9054 | 1.667 |
| No.9 | 御室川高鼻川 | 0.0157 | 0.0139 | 11.336 |
| No.10 | 御室川本川 | 0.1431 | 0.1374 | 3.978 |
| No.11 | 天神川本川上流 | 0.0883 | 0.0881 | 0.261 |
参考情報 05
京都市は、市街地の約4割が埋蔵文化財包蔵地です。発掘で出た出土品は、文化財保護法と京都府の条例により、市の収蔵庫で保管されます。その収蔵庫が、いま限界を迎えています。
市内9か所の収蔵施設
収蔵率 約97%


山陰線収蔵庫は屋根がなく、大原百井は雨漏りが進んでいます。比較的新しいミズタレでも、棚に収まりきらない収蔵物が通路まで積み重なり、1階は湿度が高すぎ、2階は空調そのものがありません。
約7万箱
平成12年以前の出土品で、令和5年度末時点でまだ残っている量。年1千〜3千箱のペースでは、整理に20年以上かかります。
34人
調査と整理を担う京都市埋蔵文化財研究所の常勤職員(令和8年7月現在)。熟練調査員の退職による技術の継承も課題です。
収蔵状況・保管環境・整理と人員の数値は、京都党が市会の代表質問で示したものです(収蔵状況は京都市の令和7年3月の報告書による)。写真は市の収蔵施設の様子です。
7〜10・13・15は報道です。報道の記載は、各社が無料で公開している範囲に基づきます。